大神山神社奥宮

大神山神社奥宮は日本最大級の権現造りの神社で、神仏混交の様式を伝えています。
正面の長廊は、両翼約50メートルあります。

昭和63年に国指定重要文化財に指定され、現在まで大切に保存されています

本殿内部、正面丸柱や側面半丸柱等は日本最大級の白檀塗りがほどこされています
これを彫刻や天女壁画が囲みます
年間の祭祀及びご祈願等はこの場所にて御奉仕致しております

【白檀塗(びゃくだんぬり)】

銀箔を貼った上に透漆を塗ってその化学変化により独特の銅(あかがね)色を出す技法。
欄間等に使われることはあるが、これだけ大規模のものは非常に稀であります

花鳥風月天井絵

幣殿の格天井には234枚もの天井絵が飾られ、奥宮内部に彩りを加えています

花鳥風月とともに、多くの人物も描かれており、創建当初の人々の生活模様が伺えます

参道の最後に構える神門は『後向門』『逆門』と呼ばれております。
扉が開かないようにするためのかんぬきが外側についておりもともと大山寺西楽院の表門にあったものが寺から神社に引き渡され、この奥宮の門に移転された際、向きを変えずに設置したので後向きとなりました。

参道

大山の山腹、自然林の中にあります日本一長いと言われる自然石を敷き詰めた参道は、一歩一歩進む度、心身の清まりと神社に近づく神聖を感じることでしょう

四季折々の草花と、大山から湧き出した水の流れが皆様を神社へ導きます

一方冬季は参道も雪に覆われ白い道が出来上がります

白銀の世界は、街の喧騒から離れ、とても静かな空間です

雪で白く清められた冬場の参道は美しく、そのスケールは圧巻の一言です

奥宮幣殿内部をご案内致します

日本最大級の白檀塗・天井絵・天女壁画を間近でご覧下さい
初穂料:1人 500円

神事・ご祈祷など、幣殿使用中は
ご案内できない場合がございます

詳しくは奥宮守札授与所にてお尋ね下さい

末社 下山神社

御祭神 
下山大明神(渡邊源五郎照政命)

元徳2年(1330年)大神山神社を尊信した備中郡司渡邊日向守一子照政公は参拝の帰路、奇過に遇い不慮の最後を遂げました。
人々はこれを憐れみ大山下山の地に子祠を建て下山神社と呼びましたが、数々の霊験あり、後、夢のお告げにより、此の地に奉遷したもので、多くの武将の信仰があり、現在の社殿は代々の信仰が篤かった石州津和野の領主亀井隠岐守矩賢公が文化2年(1085年)に再建されたもので、複雑な屋根形状、幣殿格天井に花鳥風月画、周囲には精緻な彫刻が彫られています。
大神山神社奥宮とともに国の重要文化財に指定されています

御神徳 
勝運・厄災 病気平癒

PAGE TOP